日本国内におけるコバルトの物質フロー解析及び中期的消費量予測

概要

コバルトは、世界のリスクの高い地域で発生する傾向があります。コバルト源は通常、コンゴに集中しています。

コンゴ民主共和国、そして供給の安全性について懸念があります。コバルトは、グリーンテクノロジーや航空宇宙産業などの最先端産業で使用されています。資源安全保障の観点から、国内のコバルト消費動向を検証することが重要です。

国内のコバルトを分解するために2013年の日本の消費動向では、ボトムアップアプローチを適用して材料から最終用途までのコバルト消費構造を追跡し、物質フロー分析を使用して最近の国内コバルトフローを示しました。 2013年の最近の消費は、主にLiイオン電池(7839 t)およびニッケル水素電池(1263 t)でのコバルトの使用によるものです。 2013年には合計9413トンのコバルトが日本に投入されました。また、過去の消費動向とGDPの関係から、2020年までの将来の国内コバルト需要を見込んでいます。コバルトの需要は2020年に13162トンに達することを示しました。つまり、リチウムイオン電池セクター(11089トン)が2020年に最大の需要を維持し、NiMH電池セクター(1004トン)、カーバイドセクター(320トン)、磁石セクター(360トン)が続きます。

雑誌名

Journal of MMIJ

論文タイトル

日本国内におけるコバルトの物質フロー解析及び中期的消費量予測

著者

Yuna Seo, Shinichirou Morimoto

DOI

10.2473/journalofmmij.132.66

引用

徐維那, 森本慎一郎. “日本国内におけるコバルトの物質フロー解析及び中期的消費量予測.” Journal of MMIJ 132, no. 4 (2016): 66-70.

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